フロムソフトウェアの和風アクション「隻狼」内の、ボスと戦った感想を書いていきたいと思います。今回は源の宮の入り口で対峙する、
破戒僧
と戦った感想を書いていきたいと思います。
■目次
破戒僧とは
「破戒僧」は源の宮の入り口を守っているボスで、体力ゲージが3本もある強敵です。巨大な薙刀と幻影を操って攻撃を繰り出し、体力ゲージが3分の1まで減ると攻撃パターンも変化します。
源の宮以前にも葦名の底で破戒僧の幻影と戦うことになりますが、この時は体力ゲージも少なく攻撃パターンもたいして強くないのでそこまで苦労せずに撃破が可能でした。
破戒僧と戦った感想
とにかく楽しいボス戦なのですが、 自分なりに振り下げて書いていきたいと思います。
全てが雅(みやび)
破戒僧戦は「景色・着物・薙刀・幻影」などの全てのデザインが雅で、美しい日本を感じさせてくれます。戦闘中はそれを堪能する余裕はほとんど無いわけですが、それでもプレイヤーのテンションを上げてくれる素敵なデザインでした。
何を置いても「弾き」が楽しい
やはり隻狼の「弾き」は神システムだと改めて感じるボス戦でした。大振りでまだ見切りやすい方に分類されるであろう破戒僧ですが、その巨大な薙刀の攻撃を「弾き」で捌くのは本能的にも中々勇気がいります。逃げたくなるような巨大な攻撃をすまし顔で捌ききった時などは、ドヤ顔したくなるくらいの気持ちよさです。
圧倒的なリーチの差があるため破戒僧の薙刀だけが届く範囲で弾きをしつつ、徐々に体幹を削り距離を詰めていくと、さながら少年漫画の強キャラになったような気分を味わえます。
細かな状態異常などはほとんどなく、正面からの純粋な剣戟バトルで切り結ぶ破戒僧とのバトルは、隻狼全体を通してみても非常に楽しい時間のひとつだと思います。
幻影に対する対処はよくわからなかった
1回目の忍殺をきめたあとからたびたび幻影による攻撃をしてくるのですが、攻略サイトなどを一切見ていない自分は、幻影に対する対象の正解がよくわかりませんでした。
適当に木々を鉤縄で飛び回って終わるまで逃げていましたが、よく橋の下に叩き落されたりもしました。最終的には逃げるのが面倒なため、自分から橋の下に落ちて幻影による攻撃を短縮したりもしましたが、絶対間違ってると思います(笑)。
種鳴らしで幻影を消すこともできましたが、持ち込みも少なく全ての幻影に対処できずに隙を晒すだけになりがちだったので、こちらはやめました。
忍具を使ったり幻影に弾きを仕掛けたりすれば、もうちょっと違った結果になったのかもしれませんね。もうちょっと色々試せばよかったと今になって後悔しています。
幻影攻撃はビジュアルは水墨画のような演出で美しいですが、「剣戟バトルしたいから早く終わってくれ~」と思っていたのも事実です。逃げ回る以外の選択肢を見つけられていたら、この時間も楽しかったかもしれませんね。後で攻略サイトも覗いてみようと思います。
体幹の崩し方によって忍殺パターンが複数あるのも最高
これは破戒僧に限ったことではありませんが、体幹を崩す最後の手段によって忍殺パターンが変わるのも熱いですよね。どうしても見切りか空中キックで体感を崩したくて、無理やり狙ってたら被弾した経験があるのは自分だけじゃないはず(笑)。
かっこよく決まったらビデオクリップに残そうと思っていましたが、弾きや攻撃でぬるっと忍殺が決まってしまい、そのまま倒してしまったので若干不完全燃焼です(笑)。
変化する攻撃パターンもそこまで違和感がない
体力を減らしていくと攻撃パターンが変わるボスによくありがちなパターンとして、あまりにも変わり過ぎてもう別キャラみたいになるパターンがありますよね。
それが嫌なわけでは無いですが、前段階がダラダラ長かったり序盤の攻撃パターンと一切関係ない攻撃しかしてこなくなったりすると、やり応えより面倒くささが勝ってしまう場合がたまにあります。
そういった観点で見ると、破戒僧はそれまでの積み重ねをそのまま活かせるようなパターンがいくつか追加される程度なので、個人的にはやり応えを感じるラインに収まっていると言えます。
もっと戦っていたくなるようなボス
「破戒僧」は勝てそうになってくると、もっと戦っていたいと感じるようなボスに仕上がっています。隻狼に限らずゲームの良ボスは「報酬やストーリー攻略のために戦っているというよりも、戦うこと自体が楽しいと感じられるかどうか」が条件だと思っています。
何を良ボスに感じるかは当然個人差に寄るところが大きいですが、今回取り上げた「破戒僧」は間違いなく自分の中で良ボスに分類される敵でした。とても面白かったです。
「まぼろしお蝶」について他1点の記事。こちらも良ボスですよ!